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ボードゲームのあるお店にいってみた(9) 〜BAR ENCOUNT (八幡宿)

2016年3月9日

みなさん、こんにちは!

3度の飯に負けないくらい、ボードゲームが好きなじゅんです。

ボードゲームの置いてある飲食店の第9回目、今回はJR内房線の八幡宿駅にあるBAR ENCOUNT(バル エンカウント)さんに行ってまいりました!

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お店の入り口。すごくお洒落なたたずまいで、デートに来てもよさそうな感じです。エンカウントという名前は見る人がみたらわかるようなゲーム用語から選んだそうです!

 

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店内の全景。暖色系の照明と、チョコレートブラウンのテーブル、レンガのアーチがあっていい雰囲気の中、ボードゲームと映画、マンガなどが置いてあります。

– 平日(取材は水曜日の夜でした)なのに、お客様たくさんいらっしゃいますね! お忙しい中、お時間いただきましてありがとうございます。

店長 ※以下(店):ありがとうございます。お客様がたに支えていただいています。

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オーナー(左)と店長(右)。ご夫婦でお店を切り盛りなさっています。

– ご夫婦で経営していらっしゃるということですが、BAR ENCOUNTというお店を始めることになったキッカケは何だったのでしょうか。

店:キッカケはもともと喫茶店をやりたいなと思っていまして、お店を開こうと思った時に、喫茶店の学校に行ってコーヒーとか学んだんですよ。そこで、バーテンダーのカリキュラムを加えると割引になるということで、それじゃ一緒に勉強しよう、と。そこでやってみたらバーテンダーが面白かったんですね。

オーナー ※以下(オ):ところが私はお酒が飲めなくて。そもそもバーって入ったことがなかったんです。

– そうなんですね! 普通バーをする方って、皆お酒が好きで始めるものだとばかり思っていました。

店:はい。実際に勉強している時にもカクテルを作って「美味しい」って言ってもらえることがすごく楽しかったんですね。
ただバーって少し入りにくかったりするじゃないですか。明るくて入りやすいお店を調べているうちに、今の明るくて昼間は喫茶店、夜はお酒や料理を楽しめるイタリアンバルっていう形態になりました。

オ:自分自身お酒が飲めないので、お酒が飲めない人も楽しめる入りやすいお店にしようと思いました。ですので、お酒弱い方向けにノンアルコールのカクテルもすっごく充実しているんですよ。

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店内にはこだわりの石窯もあって、本格的なピザを戴くことができます
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ピザは毎日生地からこねているそうです。モチモチした生地の上に、コクのあるチーズがトロりとかかって、絶品でした…。オーナーは修行のために数千枚も焼いて食べ、その結果太ってしまったそうです!

– そのように本格的なイタリアンバルというお店を始められた中で、ボードゲームを置くようになったのはなぜなのでしょう?

オ:もともと、私達両方ともゲーム好きで、結婚するに至ったきっかけ、出会いもビデオゲームだったんです。高校時代、友達の友達つながりで一緒に遊んだ時に私が「真サムライスピリッツ」をやっていたんですよ。

店:その時に私が「ナインハルト・ズィーガー※ってかっこいいよね」って突然言い出しました(笑)

※編集註:同ゲームに出てくるドイツの騎士。容姿は半裸のハゲ頭だが、ドイツ風の名前や技がとにかくかっこいい。

オ:女の子だからゲーム知らないだろうなと勝手に思っていたので「なんで知ってるの?!」ってなったんですが、そのあとよくよく話すとゲームセンターに置いてある情報交換用のノート上で、お互いが知り合う前からやりとりしていたことがわかりました(笑)

– もう、その出会いは運命ですね(笑)

オ:そんなわけで、お互いゲーム好きですのでお店を始める時に、店舗の片隅に話のタネになれば、という程度にビデオゲームを飾っていたんです。ある日、半年ほど前に常連のお客様がボードゲームを店内で遊ばれたんですね。
そのときアルバイトで店内にいた娘と一緒に遊ばさせていただきまして、「これは面白い!」となりました。

– 最初に遊んだゲームとは何だったのでしょうか。

オ:「三千世界の烏を殺し、主と朝寝がしてみたい※」というゲームです。

※編集註:ペンとサイコロさんという国内のボードゲーム制作チームによるインディーズ(同人)ゲーム作品。2014年に発表。

店:そのあとすぐに千葉のイエローサブマリンに探しに行ったんですが、入手できませんでした。仕方なく、またどのゲームがどうという知識も全くなかったので、片っ端からジャケ買いをして帰ってきたんです。

オ:そしたら、残念ながら面白いのがあんまりなくって。こんなもんかぁと一旦熱が冷めちゃいました。

店:それから少し後になって、私が中道裕大先生の「放課後さいころ倶楽部※」を買ってきまして。読ませたらこっち(オーナー)がどハマり(笑)。

※編集註:ゲッサン に連載中のボードゲームを主題に扱ったマンガ。ただゲームを紹介しているだけでなく、それがどのように楽しいのか、更に登場人物たちの心情に絡めて描かれていて、ボードゲーム好きでなくとも楽しめる傑作マンガです。オススメ。

オ:「ここ(放課後さいころ倶楽部)に載っているの全部遊びたい!」ってなりました。そういうわけなので、中道先生にボードゲームの楽しさ面白さをすべて教わりましたね。気づいたら棚がこんな感じになりまして。

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オーナーがこんな感じ、と仰ったボードゲーム棚。買うようになって半年ということなので、かなりハイペースな気がします。

オ:ツイッターとかミクシィでの近隣のゲーム会にお邪魔して声かけをしているうちに、少しずつボードゲーム好きのお客様に来ていただけるようになりました。

店:お客様の紹介で別なお客様に来ていただいたり。お客様に支えていただいています。それに、それまでオシャレな雰囲気を推していたのですが、自分たちの好きと思うことを前におしていくようにしようとボードゲームを置くようになって、お客様層も変化しましたし、私たちも気がラクになりましたね!

— ありがとうございます。それでは、お二人のベストボードゲームをそれぞれお願いします!

店:悩みますが、私は「ごいた」ですね。ふた月に1回ごいた会がありまして、それ以外の時もお店で一番遊ばれているんですよ。

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オ:すごく悩みますが…TAGAMIgamesさんの「やさしい魔物と酒場の英雄」です。

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— それぞれ選んだ理由をお聞かせ願えますか?

店:「ごいた」は勿論、面白いこともあるんですが「広める楽しさ」といいますか、お客様に遊んでもらって「日本にこんな面白いものがあったんだね」って言っていただけること自体がすごく嬉しいです。

— 先ほどの「放課後さいころ倶楽部」でも「ごいた」の回がありましたね! いっぽう、「やさしい魔物と酒場の英雄」はいかがでしょうか。

オ:昨年の8月に初めてボードゲームに出会って、あちこちのゲーム会に顔を出すようになり遊んできたんですけれども、面白いゲームが色々ある中で、このゲームは初めて体験したワーカープレイスメントゲームだったんですね。
魔物を倒したり、交易したり…この小さなボードの中で、できることがものすごい密度で詰まっていて、さいころの様な運の要素が薄くって、全てが自分の思考と選択にかかっている、ということに衝撃を受けたんです。実は作者さんに説明してもらって遊んだんですが、やればやるほど発見があってスルメの様に次にしたいことが見えてきて、何回やっても飽きない。止まらなくなってしまいました。

– 最後に、この記事を見ている方へのメッセージをお願いします。

オ・店:「お店に行く」というより「遊びに行く」くらいの緩く、気軽な感じで来ていただければ嬉しいです。

– ありがとうございました!

いらしていたお客様が、「このお店がずっと続いてもらいたいです。それこそ200年でも300年でも」と笑顔で仰っていたのが印象的でした。

とても素敵な店内と、焼きたてのピザ。それにボードゲームが加わってサイコーのバル エンカウントさんに、皆さんも是非行ってみてください!


 

【お店データ】

BAR ENCOUNT

0436-63-3556

〒290-0062 千葉県市原市八幡1126 大明ビル 1F

営業時間:17:00~翌1:00(ラストオーダー24:00)

定休日:日曜日、第二月曜日

ツイッター @OWNER8819