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ボードゲームのあるお店にいってみた(4) 〜MIPPO CAFE(新大久保)

2015年11月15日

みなさん、こんにちは。

3度の飯に負けないくらい、ボードゲームが好きなじゅんです。

ボードゲームの置いてある飲食店の第4弾、今日は新大久保にあるMIPPO CAFE&BAR さんに行ってまいりました!

新大久保といえば、言わずとしれた日本最大のコリアタウンと、チャイナタウン、それにイスラム横町が交差した独特の街です。少し歩けば街行く人はほとんど韓国語や中国語を話していますし、街の看板にも色んな言語がおどっていて、日本にいないような気になってしまいます。

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お店は新大久保から異国情緒あふれるコリアタウンを歩いて、徒歩5分ほどのところにありました。
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MIPPO CAFEさんのオーナー劉(リュウ)さん。中国の方で、日本に留学していたところ一念発起してボードゲームカフェを開かれたそうです! 手にしているのは中国でエポックメイキング的なヒットを起こしたという「三国殺」の珍蔵版(日本でいう愛蔵版)。

ーー日本で、こうしたお店をはじめようとしたキッカケは何だったのでしょうか

中国にいた頃から私はボードゲームに熱中していました。日本に来てから2年間日本語を勉強していたのですが、卒業してから自分の事業を起こしたいなと思ったときに、「好きなことを仕事にしよう」と思ってこの事業をはじめました。

ーー中国にもこうしたプレイングスペースを提供するお店が数多くあるとうかがいました。やはりそれらを参考にされたりもしたのでしょうか?

中国にもボードゲームが遊べるお店はたくさんあるのですが、先月の10月にこのお店をはじめた時に、そうしたお店よりも、もっと「お客さんがリラックスして遊べる場にしよう」という気持ちをこめて、お店をスタートしました。

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お店の中。オープン時間すぐにお邪魔したので空いていますが、このあとすぐいっぱいになりました。

ーー「リラックスできるお店」というキーワードが出てきましたが、そこにたいして何かこだわりのポイントはありますでしょうか?

はじめてこのお店で事業をスタートしたばかりで、どういった感じでリラックスして遊べるお店をつくっていくのか、やりながら探しているような状態です。

ーー始まって1ヶ月とのことですし、まだ模索しているということですね! ちょっとお話の切り口を変えて、お店に置いてあるボードゲームについてうかがいます。棚を見ると名作、ヒット作の日本語訳版がたくさんあるという感じを受けたのですが、選んだ基準などは何でしょうか?

まず最初に、中国でも流行っているゲームをそろえました。現在のお客さんは日本に勉強に来ている中国人学生とか、日本で働いている中国人サラリーマンが多いんです。中国人のお客さんに向けて、本国で遊んだゲームがここに来れば、なんでも遊べる! という風にしたかったからです。また、日本のお客さんも気軽に楽しめるようにしたいと思いました。ですからルールが分かりやすくって楽しめるものや、日本のボードゲーム上級者にも楽しんでもらえるように、有名な作品を買いそろえました。

ーーたしかに、アグリコラやアンドールの伝説など、中級者上級者向けのゲームもたくさんありますね!

アグリコラとかアンドールの伝説は、日本語がいっぱい書いてありますので、今度いっしょに遊んでください(笑)もちろん、好きな方はご自分のコレクションを持ってこられることもあります。

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店内のボードゲーム棚の一部。キャメルアップや世界の7不思議、キングオブトーキョー、ドミニオン…などなど名作の日本語版がたくさん並んでいました!

ーー中国で流行っているゲームというと、どんなゲームでしょうか?

日本と中国で違うと思うのは、中国の初心者はみな三国殺だけをあそびます。すごいブームで、三国殺で初めてアナログゲームに触れた、という中国人の若者も大変多くいます。そうした若者は三国殺だけをあそんで、ボードゲームという存在を知らないという人も多いんですよ。

ーーそんなにすごいブームだったんですね。

はい。元々三国殺は「BANG」というイタリアのゲームのコピーだったのですが、中国のなかでさらにコピーされてオンラインであそべるようになったりしています。

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中国で大ブームを巻き起こしたという三国殺の珍蔵版(愛蔵版)。イタリアda Vinci Games社のBANG!という正体隠匿系ゲームをベースに、中国の歴史上の人物をフレーバーとした他、様々なアレンジを加えたゲームとの事。日本語訳をMIPPOCafeさんでも準備中だそうです。

ボードゲームを好きな人たちの中でいうと、カタンやカルカソンヌは中国でも多く遊ばれています。

あとは、Mafia(日本でもブームだった、「人狼」の様な正体隠匿型ゲームのひとつ)も良くあそばれますね。あと人狼も遊ばれます。

ーー人狼ではなく、Mafiaなんですね。

Mafiaは、昔からごく一部で遊ばれていましたが、頭の回転の良さと発言力が求められるゲームということで最近はより多くの人に遊ばれるようになりました。

ーーなるほど、その過程は日本の人狼ブームと似ていますね。ところでお客さまが増えてきましたが、お客さまの比率は中国のかたと日本のかたでどのくらいなのでしょうか?

まだオープンしたばかりなので、ほとんど中国人のお客さんですね。こないだ日本人のお客さんが来て、いっしょに巻き込んでMafiaや人狼を遊びましたよ。中国人は来たお客さん同士で組をつくって遊ぶのですが、日本人のお客さんは来た仲間グループで遊ぶということが多いですね。

ーーお店のオススメメニューはありますか?

じつは、キッチンが整備されていないのであまりたくさんの食事を用意することができなくて、今はまだ持ち込みができるようにしています(笑)

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ドリンクカウンターには共同経営者の玲(リン)さんがいらっしゃいました。飲み物や食べ物はこれから拡充して、中国で食べられる美味しい軽食をだしたりする予定だそうです。

ーー劉さんご自身もボードゲームが好きということですが、一番すきなゲームをあげるとしたら何でしょうか?

一番すきなのはMafia、それと人狼ゲームですね。毎週1回定期的に開催しようと思っています。電話で連絡をもらえればお席の予約も受け付けて、大人数で人狼を遊んだりもできますよ。

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お店ではやはり正体隠匿系が人気のようで、人狼系ゲームのMafiaが遊ばれていました。
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遊ばれていたカードセットは中国語版のMafiaだそうです。ひとりにひとつずつカードをケースに入れて渡すことで、横からのぞき身できないようになっていました。

ーー劉さんから何かおっしゃりたいことはありますか?

私は日本語があまりじょうずではないですが、お店でくつろいだり、いっしょにボードゲームを遊んで仲良くなるというのは言葉関係なく楽しめると思います。こないだいっしょに日本人のお客さんと遊んだときに、言葉はバリアじゃないと思いました。いっしょに遊んで、分かりにくいところはジェスチャーをまじえて話したり、最後はみんな楽しんで帰ってゆかれました。

ーーわたしも去年、外国でボードゲームを遊んできたのですが、ゲームっていう共通の言葉をとおして楽しい時間を共有できる瞬間って感動しますし、素晴らしいことですよね。

すごくそれ、よく分かります! ですので、日本のお客さんにもぜひ来てほしいと思います!


ボードゲームを通して日中の交流をするもよし、広いスペースをお借りして人狼など大人数ゲームを遊ぶといった使い方をするもよし、新大久保は新宿からすぐですので、興味のある方は行かれてみてはいかがでしょう?


【お店データ】

MIPPO boardgame CAFE

03-4405-8035

営業時間:12:00~23:30

東京都 新宿区大久保2-18-10 2階

ツイッター @MIPPOCAFE

Webサイト http://r.gnavi.co.jp/cpvh34mk0000/


【ライター】
佐藤 純一(じゅん)
しがないボードゲーマー。
好きすぎてたまにゲーム作ったりもする。
代表作は「赤ずきんは眠らない」。